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生後2カ月の時から5年半に渡って養育してきた女の子の里親委託が2022年1月に児童相談所から解除された問題で那覇市に住む里親の夫妻が沖縄県に損害賠償を求めた裁判が7月6日に始まりました。
訴状などによりますと那覇市に住む小橋川夫妻は2016年7月から5年半に渡って養育していた女の子の里親委託を児童相談所が一方的に解除したことで精神的な苦痛を受けたとして児童相談所を管轄する県に300万円の損害賠償を求めています。
那覇地裁で開かれた第1回口頭弁論で元里親の小橋川学さんは「お金のための裁判ではなく児童相談所や嘱託弁護士、県の過ちを正して、今後、里親に預けられる子どもが二度と悲しい思いをせずにすむことを求めている」と訴えました。
一方、沖縄県は、元里親側の訴えを退けるよう求めていますが調停で解決したい考えを示していることから元里親側では今後の対応を検討したいとしています。