ニュースを深掘り「追跡エモリ」のコーナーです。今日のテーマはこちら!「県内最大級の自動仕分けシステム」ネット通販の普及で荷物が急増しています。宅配の効率化をはかるため県内最大級の自動仕分けシステムを導入した沖縄ヤマト運輸を榎森さんが取材しました。
榎森「追跡エモリ?!調べてみたら?!今日のテーマは沖縄ヤマト運輸 最新物流システムです。」
先月、糸満市にリニューアルオープンした「沖縄ヤマト ニューベース」に追跡エモリが潜入?!
榎森「スゴイな!ほんと!ピタリ真ん中ですよ!きますよ!ほれ!真ん中!」
ネット通販などの影響で、20年前に比べ、4倍に増えた荷物。効率よく宅配するために導入された自動仕分けシステムの実態を徹底調査します。
榎森「どうもこんにちは」小寺さん「よろしくお願いします」案内していただくのは、経営戦略を担当する小寺さんです。
小寺さん「先月 沖縄最大級の自動仕分け機を導入しました」「時間あたりの仕分け処理能力が今まで従来は1時間あたり3000個ぐらいだったのが13000個まで約4倍以上増えることになった」榎森「10000個増えるって相当 効率よくなりますね」
最新の自動仕分けシステムとはいかなるものなのか!?早速、倉庫に案内してもらいました。
榎森「すごい荷物の量だ?!」「奥の奥の方までビッチリ荷物が!」「これを運べって言われたらテンパります」
繁忙期は夏と冬。最大8万個の荷物が、倉庫の中に保管されるということです。それらの荷物を仕分けるのが、先月導入された県内最大級の「自動仕分け機」です。こちらは、それを上から見た図です。
小寺さん「今までは9個のシュートで144本のボックスが並べられていた」「糸満の沖縄BASEで1回仕分けをして営業所ごとの仕分けをしてその後に営業所でもう1度ドライバーごとに仕分けをしていた」「2回仕分けをしていた」
小寺さん「ここで20個のシュートができて360本のボックスが置けるようになりここで1回でドライバー別の仕分けができるようになった。」「2回の仕分けが1回に変わったというのがスゴイところ」
榎森「ここで仕分け作業が1回で完結すると!各営業・ドライバーの負担がだいぶ減りますね」小寺さん「営業所の負担が減ることで営業所のドライバーがもっと良いサービスを提供いていくことを目指している」
つまり、こういうこと。
以前は9個のシュートで144本のボックスしか並べられなかったため、営業所の細かい行き先別までの仕分けはできませんでした。そのため営業所で、改めて「行き先別の仕分け作業」が行われていたのです。
それが、20個のシュートに増え、360本のボックスが置けるようになったことで、行き先別まで仕分けできるようになり、営業所での仕分けが必要なくなったということです。
榎森「人間の手を介さずにどうやって自動で仕分けていくそのシステムはどうなっている?」
小寺さん「ここにあるバーコードを読み取ってどこに仕分けしますという指示が出ます。バーコードの情報に従ってこのエリアに仕分けられる」
ここでどういった流れで、荷物がシュートに運ばれていくのか、大調査。久茂地2丁目にあるQABに荷物を送ることにします。
榎森「よろしくお願いします」
ここからは、その様子を寺崎が実況します。さぁ?!荷物は角度45度ほどの坂を駆け上がり、2階エリアへ。すると・・・
榎森「俺らの荷物、そろそろ来るはず」「きたきた!!シートの真ん中!」
何とスムーズな合流。本線に合流する際、他の荷物にぶつからず、かつ、シートの真ん中にポジショニングするように設計されているんです。
榎森「荷物がスーッピタッて真ん中に止まる感じバーテンダーがスーッあちらのお客様からみたいなピタッ止まるみたいな気持ちよさがあります」
小寺さん「気持ちいいですよね。ずっと見てられる」榎森「スゴイ技術ですね!」
そして、こちらのセンサーでバーコードを読み取り、行き先を確定させているのです。このシステムの導入で、1時間あたりの仕分け処理能力が3000個から、およそ4倍の13000個にまで向上したということです。そうこうしているうちに荷物は宜野座エリアを超え、那覇エリアのシュートへ到着です。
小寺さん「最終的に荷物がこちらに到着しました、これが久茂地2-3-1なのであちらのボックスに入ることになります」
シュートに到着した荷物は、この場所で、各営業所の行き先別に、仕分けされていきます。そして各営業所へ運ばれていくのです。こちらは今年、新しくできた沖縄市美里営業所です。
照屋さん「沖縄市園田と久保田。プラザハウスのあたりに行きます」
ドライバーは、行き先別に分かれたボックスの中から、自分が担当するエリアの荷物を探し、トラックに積み込みます。この日は、およそ150個の荷物を配るということです。
照屋さん「自動仕分けになって私達の仕分けがなくなった仕分けがなくなって朝からは仕分けが終わっている状態で自分たちのコースに積んでいくようになった」
照屋さん「だいぶ時間は早く出庫できるようになった目標は午前9時までに出庫それから配達に行くという流れです」
榎森「県民何万人・何十万人の荷物をどうやって運んでいるんだろうと何となく思っていたが、こういうシステムとあとシステムだけじゃなくてドライバーさんや小寺さん含む沖縄ヤマト運輸さんのプロのプライドがあって効率よく確実に届けられている。ちょっと感動しましたね。これからも安心してガンガン、ネットで買い物したいと思います。財布だけ心配ですね」
ネット通販の普及で荷物が急増。沖縄県内だけで1日、およそ300台のトラックが走っている。那覇市だけでも、およそ70コースのルートがある。繁忙期で荷物が多いエリアだと、1人で300個程度の荷物を運ぶ日もある。