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6月19日に沖縄県糸満市の沖合でダイビングをしていた7人が潮に流され、一時、行方がわからなくなった事故で海に潜っている人の位置を船に知らせるためのフロートが外れていたことがわかりました。
6月19日午前11時すぎに糸満漁港から西に約12km離れた場所にある「ルカン礁」でインストラクターを含む男女7人がダイビングをしていた時に潮に流されてしまい、全員が救助されるまで3時間近く漂流する事態に陥っていました。
7人は当時、上級者向けの「ドリフトダイビング」をしていました。船の下を中心に潜る通常のダイビングとは違って「ドリフトダイビング」は潮の流れに身を任せて移動するというものです。
その際、潜っている場所がわかるように海に浮くフロートから伸びたロープをダイバーとつなげることで船から位置を把握できるようにしているといいます。ただ、今回はロープがフロートから外れていることに海に入った直後に気づいたということです。
漂流したインストラクター「(ドリフトダイビングでは)フロート(ブイ)を持って泳ぐんですけど、そのフロートが何らかの原因で外れちゃって、ちょっと今原因がわからないのでとれたのか切れたのか」
7人は予備のフロートを使って居場所を知らせましたが船には気づいてもらえず、長時間の漂流を余儀なくされました。今後、海保と警察が関係者に話を聞くなど事故の原因を調べていきます。