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3年ぶりの開催になりました。沖縄戦に動員された県内21校の元学徒らでつくる元全学徒の会が6月13日糸満市で追悼式を行いました。

平和宣言で翁長安子さん(93)は「沖縄戦の風化が懸念され、元学徒も余命幾ばくか知る由もありませんが、いかなる戦争であれ阻止しなければなりません」と述べました。

糸満市摩文仁で行われた「全学徒戦没者追悼・平和祈念の会」には、元学徒ら7人が出席し、花を手向けたあと、10代の若さで命を絶たれた学友たちに鎮魂の祈りを捧げました。

78年前の沖縄戦で、10代で学徒として動員、そして、戦場に送りこまれ犠牲となった実相を伝える全学徒隊の碑。そのとなりには、沖縄戦で命を奪われた1984人の学徒の数が刻まれています。

宮城政三郎さん(94)は「やはり、これが最後じゃないかという覚悟できょうやったんです。戦争はこんなものだよと、伝えていく恐ろしいものだよと伝えていくことが我々の使命」と述べました。

瀬名波榮喜さん(94)は「沖縄戦によって人的物的損失をきたしたかを歴史を通して学んでもらいたい」と述べました。

渡口彦信さん(96)は「先島は軍備が進んだ気がするでしょ、これは抑止力というよりもむしろ軍備ですよ。だからこれを阻止し、軍備をするよりは平和外交をすべき。今対岸の火みたい感じているんじゃない、みんな」と述べました。

90代半ばに達した元学徒たちは、二度と悲惨な歴史を繰り返さないようにと平和への祈りを捧げていました。