プロバスケットボール・Bリーグで悲願の日本一に輝いた琉球ゴールデンキングスが、6月12日那覇市で知事やファンの前で優勝報告を行いました。
県庁に集まったファンの拍手で迎えられたのは、キングス悲願の初優勝の立役者・岸本隆一選手と白木享代表取締役らチームスタッフです。
笑顔で会場に入ってきたキングスのメンバーを出迎えた玉城知事は、「子どもたちに夢と希望を与え、自分たちも頑張ろうという大きなプレゼントをもらった」と伝えました。玉城知事は「優勝本当におめでとうございます。琉球ゴールデンキングスは間違いなくワッターウチナンチュのバスケットチームです」と述べました。
子どもたちから花束を受け取った岸本選手は、「たくさんの人の応援に優勝という形で表現ができすごくうれしく思っています」と感謝を述べました。
報告会の中でファンから漫画・「スラムダンク」の登場人物で例えるならどの選手かと問われた岸本選手は、「なりたいのはやはり桜木花道、試合に出ている選手に限らずベンチの選手、応援してくれる人をどれだけ巻き込めるかが一つ良い選手の価値なのかなだと思っている」と述べました。
城岳小学校の森田絢音さん(6年)は、「キングスの皆さんもすごくカッコよくて優勝もすごかったし自分たちもバスケを頑張れると思いました」と述べました。
そして、参加者全員で記念撮影を行い、改めて優勝の喜びを一緒に感じていました。
悲願のBリーグ・初優勝を果たしたキングス、沖縄タイムス社が沖縄タイムス特別スポーツ賞を贈りました。
この賞はプロアマ問わずスポーツの各分野において、特別な業績を成し遂げ県民に夢と希望を与えた個人や団体に贈られるものでキングスへ賞状のほかチームのカラーをイメージした琉球ガラスのトロフィーが贈られました。
贈呈式で沖縄タイムス社の武富和彦社長は「興奮と感動、喜びや希望を与えていただいたことに感謝したい」と述べました。表彰されたキングスを運営する沖縄バスケットボールの白木亨社長は、「いろんな形で期待に応えられるように『沖縄をもっと元気に』というテーマは生かしつつ、次の目標を設定していきたい」と来季へ向けての意気込みを語りました。
キングスは、当時のbjリーグを優勝した2009年以来、2回目の受賞となりました。