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アメリカ軍基地内で働いていた男性が不当解雇の取り消しなどを求めていた裁判。解雇を無効と認めた地裁の判決を不服として国が27日控訴しました。

裁判ではアメリカ軍・キャンプフォスターで働いていた安里治さんがアメリカ人の上司に暴言を吐き職場の秩序を乱したとして解雇されたことは不当だとし、解雇の取り消しなどを求めていました。

1審の那覇地裁は、今月14日「解雇理由に当らない」などとして解雇無効の判決を言い渡しました。この判決を受けて沖縄防衛局は軍などと協議した結果、「判決内容を認めると労働者労務管理と職場の秩序維持に重大な影響がある」として、きのう控訴しました。

安里さんは「(国は基地従業員の)人権を守ることができないのか。米側の言いなりになり過ぎではないのかという不満が非常にあります」と話していました。