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自衛隊の幹部ら10人を乗せたヘリコプターが沖縄県宮古島の周辺で消息を絶った事故で、民間のサルベージ船が海に沈んだ機体の引き揚げに向けた作業を始めました。

兼城忠司カメラマン「作業員が網を上に上げるよう指示しているのが確認できます。この後、網が海に投入されるものと思われます」

陸上自衛隊のヘリが見つかった伊良部島と池間島の間の海域では、4月29日朝早くから民間のサルベージ船が作業を進めていて、午前11時ごろには船の後ろにある甲板で機体の引き揚げに使うとみられる大きなネットをクレーンで吊り上げた後、海に入れていました。

また、水深3000mまで潜ることができる「無人探査機」も使われていて、海底に沈んだ機体の様子などを確認したとみられます。

調査は4月29日のうちに終えられるかどうかという状況にあるため、引き揚げ作業の開始は早くても4月30日以降になると見込まれています。ただ、宮古島周辺は天候が荒れる予報となっていて、タイミングは流動的となっています。

自衛隊は海底で見つかった1人の引き上げと行方がわかっていない残る4人の捜索を続けています。