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石垣島の海で採取され4月20日に新種として登録されたイソギンチャクが美ら海水族館で展示されています。

これが美ら海水族館と広島県の福山大学の研究者泉貴人さんが共同で発表した新種のイソギンチャク「リュウグウノゴテン」です。まるで沖縄の赤瓦で覆われた宮殿のような色彩から名前が付けられました。

高さが9センチ以上と太平洋に生息する他の種と比べると2倍にもなる大型で、触手の数が96本と多く先端が2つか3つに分かれていることなどが特徴で、水深200メートルの海底から発見されました。

美ら海水族館東地拓生飼育員は「他の仲間は19世紀や20世紀にかけて発見されていたんですが、この仲間が最近になって発見されたのは実は初めてなんです。100年ぶりくらいの発見になります」「深海にはまだまだ新種の生き物とかわくわくするような生き物がたくさんいますのでぜひ水族館でわくわくするような気持ちを体験してもらえればいいなと思っております」と話しています。

美ら海水族館では引き続き飼育展示を通して「リュウグウノゴテン」の生態を調べていきたいということです。