続いてはスポーツ、沼尻さんです。
沼尻キャスター「はい、お伝えします。県高校総体まで1カ月あまり。空手ではその前哨戦となる夏季大会が行われました。激しい西地区優勝争いの中、ついに首位に浮上したキングスの試合と続けてどうぞ。」
おととい行われた県高校空手道夏季大会。形の個人戦、そして組手は全国インターハイの出場権をかけた県高校総体でのシード権を争い、個人と団体戦が行われました。個人形では先月行われた、全国選抜に出場した3年生たちが貫禄ある演武を披露しました。
コザ高校 上原彩楓選手「日頃から足腰のトレーニングとか基本に戻って自分に厳しくやってきた」
重厚感と気迫に満ちたスーパーリンペイで優勝した上原彩楓(あやか)。さらなる高みを目指す夏にします。
コザ高校 上原彩楓選手「(一番は)自分に勝ちたい(総体の目標は)優勝」
男子形では、技の力強さに間の緩急をしっかり織り込んだ浦添3年の金城匠杜(たくと)が優勝しました。
浦添高校 金城匠杜選手「ゆっくりな中でも速くゆっくりするというちょっとした差だがそういった緩急を意識してやった(インターハイ)県予選ではしっかり自分らしく自分のベストパフォーマンスを出せるように頑張っていきたい」
一方、組手の男子個人決勝は、ともに先月の全国選抜に出場した実力ある3年生同士の対戦となりました。赤の前原、伊礼龍寿(りゅうき)は全国選抜2回戦で敗れた悔しさをバネに相手の上下へと打ち分ける突きに磨きをかけました。
対する青の浦添、當銘琉粋(るい)も反撃の中段突き。ポイント差を縮めます。ここで、連続ポイントを上げたのは伊礼。5-1と突き放し県総体の第1シードを獲得しました。
前原 伊礼龍寿選手「(良かったのは)スピードと技の速さしっかり(県総体)2連覇できるようにしたいと思っている」
女子決勝は小学生のころからのライバル対決。赤の前原、伊藝あいか、青の沖縄尚学 国吉涼花(りのか)が頂点を競いました。
リーチの長さを生かし、間を詰めていく国吉。対する伊藝はカウンターで応戦。この後も仕掛けようとする相手の動きで自分の間をつくった伊藝が3-0で優勝。県総体に弾みをつけました。
前原 伊藝あいか選手「(この大会の出来は)70、いや80点くらいTC16:15:55~58あと20点は思い切り気持ちで頑張っていく」
なお組手の団体戦は男子が前原、女子は浦添が優勝しました。県総体は来月27日から3日間、沖縄空手会館で行われます。