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2カ月前にNPO団体が発掘した沖縄戦の遺留品を受け取るため、遺族が4月24日に大阪から訪れ、豊見城市にある旧海軍司令部壕を訪れました。

2月に旧海軍司令部壕の未公開箇所でNPOの空援隊が実施した遺骨収集活動によって「辻村彌寿治」と書かれた筆箱のような遺留品が見つかっていました。旧海軍司令部壕事業所の担当者が調べたところ、大阪に遺族がいることが分かり、今回、沖縄に来てもらって直接、手渡すことにつながったということです。

遺族は旧海軍司令部壕を見てまわり沖縄戦の戦火で命を落とした叔父の遺留品を前に胸を詰まらせていました。

大阪から来た遺族・辻村孝子さん「物じゃなくて魂を迎えに行くという気持ちがあったので、感無量です。本当にありがとうございました」

旧海軍司令部壕の未公開箇所で見つかった遺留品は2022年12月から展示されています。未公開箇所の遺骨収集は今後も続けられることになっています。