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北朝鮮が計画する軍事偵察衛星の発射に備えて破壊措置準備命令が出されたことに伴い、自衛隊は4月23日から沖縄に、迎撃用のミサイル・PAC3「地対空誘導弾パトリオット」の関連機材を運び込んでいます。
与那国町では4月23日と4月24日にミサイル関連とみられる車両が自衛隊の輸送機によって与那国空港に運び込まれたということです。さらに、博多港から民間のフェリーで運んでいる車両が与那国島に向かっていて4月25日朝に到着する見通しです。
県庁には4月24日午前に防衛省統合幕僚監部の担当者らが訪れて与那国島・石垣島・宮古島の迎撃ミサイル配備計画について県側に説明しました。ただ、配備期間や搬入日時といった詳細な説明はなかったということです。
先島諸島への「PAC3」配備の動きを受けて玉城知事はきちんと説明されるべきだと懸念を示しました。
玉城知事「(政府への)要望はやはり、しっかりと情報共有を迅速に行っていただくことと行政や住民に対する説明はしっかり尽くしていただきたいということですね」
宮古島市役所にも航空自衛隊宮古島分屯基地の坂本司令らが訪れ、ミサイルを搬入する予定だということを座喜味市長に伝えていました。
市長によりますとミサイル発射機やレーダーなどの車両35台程度を4月27日までに島に持ち込み、宮古島分屯基地に配備することになっているということです。