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陸上自衛隊の幹部ら１０人を乗せたヘリコプターが宮古島周辺で消息を絶った事故で４月１７日に搭乗していた隊員を新たに２人海底から引き上げていたことがわかりました。現場の捜索には４月１８日から海上保安庁の大型測量船も加わっています。
４月１８日も朝から自衛隊と海上保安庁による捜索が続けられています。４月１７日は海底で見つかった隊員５人のうち最初に引き上げた２人の死亡が確認されました。
花城桜子記者「午前９時５０分すぎ、伊良部島白鳥崎公園です。奥に見える潜水艦救難艦『ちはや』にヘリコプターが降りました」
残る３人のうち４月１７日新たに２人を引き上げていて４月１８日朝に自衛隊の船から駐屯地に搬送されました。容体の確認とともに身元の特定が進められています。
浜田防衛大臣「事故発生当初より昼夜問わず懸命な捜索活動を行ってきたもののこのような状況に至り誠に残念でなりません」
残された１人について引き上げる方法を検討する予定です。まだ、見つかっていない５人の捜索も急ぎます。
現場海域では、４月１８日午前４時ごろから海上保安庁の大型測量船「平洋」が捜索に加わっていて伊良部島の北側の海域で水深２００ｍより深い場所を調べることになっています。
「平洋」は広角の音波を海底に出して最大水深約１万１０００メートルまでの地形を調べられる「マルチビーム測深機」を備えています。