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興南高校・男子バスケット部を紹介します。

先月行われた全九州高校春季選手権。興南高校・伊集貴也の個人技に目を奪われました。

準決勝、敗れはしたもののセネガル人や中国人などの留学生も擁する全国屈指の強豪・福岡第一の長身選手を相手に33得点の活躍。

続く3位決定戦、福岡大濠戦では前半大きくリードを許したものの、44得点をあげて逆転勝利しました。

そんな伊集くんに3位決定戦の話を聞いてみると…。

伊集くん「前半で何点差でしたっけ。20点差!?…ハハハ、今ふりかえるとやばいっすね」

もともと個人技に定評があった伊集くんですが、九州大会の1・2回戦は先発メンバーではありませんでした。

しかし次第に調子をあげ、3位決定戦でその得点力が爆発!

伊集くん「自分に火がついたのが、(九州大会は)西原町民体育館でやったじゃないですか、西原出身なんですよ。負けてられんだろ、みたいな」

井上監督「バスケットのセンスというか、相手を倒すっていうことの闘争本能、それが一番レベルが高い」

技術力と精神力が評価されU-18の日本代表候補に選出された伊集くん。この夏、その闘争本能にさらに火がつきそうです。

全国の強豪と比べ身長の高さで劣る興南、それをカバーするのが徹底した守備とスピードです。

比嘉くん主将「貴也ががんばっている分、自分もがんばらないといけないなと思って」

そのチームの司令塔がキャプテンの比嘉卓斗くん。172センチの身長は、チームの中でも決して高いほうではありませんが、このドリブルと早いパスまわしが攻守の切り替えのスピードを支えています。

井上監督「まじめで縁の下の力持ち、小さな身体で縦横無尽にコートを駆け抜けてくれるので、オフェンスでもディフェンスでも彼が引っ張ってくれていると思います」

全国の高さのあるチームを相手に、個人技やそれをつなぐスピードを磨いていく興南チーム力の向上が美ら島総体でのさらなる飛躍を期待させます。

伊集くん「はい!まだ戦えます。これからもっとチーム力を作って、今度は(準決勝で敗れた)福岡第一にも負けないチームを」

比嘉くん「沖縄県民がすごいなって思うプレーをしたいですね。(目標は?)優勝ですね」

「美ら島総体、優勝するぞ、オー!」