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土地の取り引き価格の指標となる2023年の地価が全国で一斉に公表され、沖縄県内では地価の平均が10年連続で上昇しました。
公示地価は国土交通省が評価した2023年1月1日時点における土地の価格で沖縄県内では住宅地、商業地、工業地をあわせた「全用途」の平均価格が2022年よりプラス3・6%と1・6ポイント上昇率が拡大しました。
県内で全体の変動率がマイナスになった市町村はなかったということです。「住宅地」で地価が最も高かった地点は那覇市おもろまち3丁目で1平方メートルあたり38万7000円です。「商業地」では那覇市久茂地3丁目の197万円でした。
地価を評価した不動産鑑定士は「新型コロナの収束感が見え始めたことで経済活動が活発になり、投資意欲が回復傾向にあることや政府の低金利政策が影響しているとみられる」と分析しています。