世界の宮里藍が凱旋し、藍フィーバーの中行われた女子プロゴルフツアーの開幕戦ダイキンオーキッドレディス残念ながら県勢の優勝はなりませんでしたが週末の沖縄を多いに沸かせました。その試合の模様をたっぷりご覧ください。
宮里藍選手「すごくレベルの高い試合になるとは思うんですけど、その中で自分のベストを尽くしていきたいなという感じです」
アメリカツアー44年ぶりの開幕2連勝日本人初の快挙を達成した宮里藍の凱旋に注目があつまったダイキンオーキッドレディス。初日は平日にもかかわらず集まったギャラリーは去年の倍の6621人。取材に訪れたメディアも大多数に及びました。
沖縄だけでなく日本中の注目を集めた宮里。3番パー3の第1打。このショットで見事バーディ。続く4番・5番と3連続バーディを決めますがその表情はいたって冷静。自分のプレーに徹しその実力をギャラリーに披露します。
しかし今大会の優勝候補は彼女だけではありません。宮里の活躍に奮起した県勢選手も虎視眈々と上位を狙います。
諸見里しのぶ選手「藍先輩の優勝を間近で見ることが出来て、一緒にやっていてすごく勇気をもらえたというか、勇気であったりいい刺激を沢山もらえたので」
上原彩子選手「本当すごいことやってくれるな~という気持ちと、しっかり先輩として頑張りたいなと思います」大会2日目去年のダイキン準優勝の雪辱を誓う上原彩子が堅実なプレーを展開4番パー4の第3打、きっちりラインを読みきってこの日初のバーディ。その後もパープレーを続け迎えた9番では7メートルのバーディパット、5アンダーの首位タイ2日目を終えます。
そして初日29位タイと出遅れた諸見里もこの日は3つスコアを伸ばし3アンダーの6位タイ、一方の宮里は… 3番そして4番でも連続ボギー、3週連続の試合に疲労を隠し切れません。それでもここでも、こんなところでも応援を続けるファンの前でその疲労を言い訳にしないプレーを見せます。
後半足を動かすよう意識したと語る宮里は10番11番で連続バーディそして13番のバーディパットではこのガッツポーズ!流れを引き戻した宮里は諸見里と同じ首位に2打差の3アンダー優勝を射程圏内にします。
宮里選手「私だけじゃなくて先週先々週とプレーしていた選手は他にいますし5疲労がたまっていることを言い訳にはしたくないので」「一つ一つ積み重ねていきたいなと思います、あしたも」
そして最終日。県勢の活躍を期待して集まったギャラリーは11586人風が強く時折小雨が降るあいにくのコンディションでしたが宮里は9番パー4、残り120ヤードの第2打を1,5メートルにつけてバーディ2位タイに浮上し、ギャラリーが沸きます。いよいよ藍チャージかと思われましたが11番、このパーパットをはずしてボギー13番でもボギーをたたき2アンダー優勝戦線から離脱します。
最終組の上原も4番でボギー、その後のバーディチャンスも生かすことができません。試合中盤から天気が好転し同じ組のアン・ソンジュがスコアを伸ばす中、上原は16番でもボギーとし、結局3アンダー7位タイに終わりました。
上原選手「最終日にこういう結果になったことはすごく残念ですけど、内地での試合でいい結果をのこしてみなさんに報告できればなと思います」
一方、諸見里しのぶは猛チャージ。16番でバーディを奪い最終ホールを迎えた諸見里は。諸見里選手「リーダーボードを見て、このままだと6位で終わるのかなと思いながらしっかりバーディを決めて少しでも順位を上げたいなと思い」
最終ホールも見事バーディでしめ、県勢トップの5アンダーで2位タイ、シーズン開幕、好スタートを切りました。
諸見里選手「本当にたくさんの皆様に応援していただいて」「一人で決して戦ってないなと感じることができた試合だったので、本土に行っても皆さんがついていてくれていることを忘れないで精一杯がんばっていきます」
一方の宮里は、3週連続優勝の偉業が消えても多くのギャラリーが見守ります。16番パー3の第1打。このナイスオンでバーディ、ギャラリーを魅了すると最終18番のバーディパット,これは惜しくもはずれます。結局3アンダー7位タイに終わったものの週末の県内を多いに沸かせた宮里藍。沖縄の声援を胸に今シーズンの活躍を誓いました。
宮里選手「このタイミングで地元に帰って来れたのは大きいなあと思ったので今後しばらくは戻ってこれないと思いますし、みなさんの声援をしっかりプラスに変えていきたいと思います」
例年以上の盛り上がりを見せ華やかに開幕した日本女子プロゴルフツアー好スタートを切った県勢選手の活躍が今年も楽しみです。