今年1月の箱根駅伝で力走し注目された上原琉翔（うえはら・りゅうと）選手。さらなる活躍が期待される今シーズン、意気込みを聞きました。
2月上旬、国頭村で合宿を行っていた國學院大學陸上競技部。去年10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝で準優勝、そして先月の箱根は4位とトップクラスの実力。
その中で1年生ながら箱根駅伝で7区を走ったのが北山高校出身の上原琉翔選手。腰のケガなどに苦しみながらも1つ結果を出せました。
上原琉翔選手「箱根駅伝に（出場メンバーに）入って走ったことは自分の中でも大きな経験になったし、大学駅伝は距離が長くなる分距離に対応する体作りだったり、そういったことが初めは全然慣れない部分があったが、関東の強い人たちと練習する中で、たくさんの学びがやっぱり大学駅伝にあるなっていうのは感じる」
指導する前田康弘監督は、上原選手のバネのある走りに期待を寄せています。
前田康弘監督「1年目でもうレギュラークラスに来ているので、将来的には上級生になったらうちの國學院という看板を背負って、大学トップの選手になってもらいたい。出雲駅伝とか全日本駅大学駅伝とか、箱根の三大駅伝で、やっぱり個人でも区間賞を取るぐらいの選手に育てたいなという思いはあるので。沖縄県民の皆様に勇気を与えられる選手になってもらいたいなと思っている」
國學院には上原選手の同級生で、北山出身の嘉数純平選手も在籍。丸亀ハーフマラソンに出場し、沖縄合宿には参加していませんが好走しました。上原選手も切磋琢磨したいと話します。
上原琉翔選手「2年目はしっかりトラックレースから自己ベストを更新していきながら、やっぱ目標は三大駅伝（出雲・全日本・箱根）で優勝を狙うチームなので、しっかりそういった中で一緒に貢献する走りを、やっぱ自分だけじゃなく純平と一緒にこれからも目指していって、去年は叶わなかった箱根駅伝を2人で出走するっていうのをしっかりその目標に向けて、1年間またこれから頑張っていきたいと思う」