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宜野湾市喜友名で全国平均を上回る PFAS血液濃度の検査結果を住民に報告

人体への有害性が指摘されている有機フッ素化合物・PFASによる飲み水の問題で、2022年に血中濃度を調べた宜野湾市民に検査を実施した市民団体が結果を報告しました。

PFASから市民の生命を守る連絡会・高橋年男さん「県内のどこよりもこうしてみると喜友名のPFAS血中濃度が高かったことが分かります」

市民団体と京都大学による検査は有機フッ素化合物が血中にどれだけ含まれているかを調べるためのもので2022年6月から2022年7月にかけて6市町村387人を対象に行われ、宜野湾市喜友名では50人が参加していました。

2021年に国が実施した調査の全国平均値と比べると喜友名地区では、PFOSは2・8倍、PFHxSは11・7倍とそれぞれ高い濃度で検出されていました。

報告会の参加者「上の方の地域よりも喜友名の方が多いということにびっくりしています。これから子どもたちにきょうの話を聞かせたいと思っています」

報告会の参加者「みんな多少(血液中に有機フッ素化合物を)持っている。それが将来どういう影響があるのか一番知りたいです」

報告会の参加者「基地があるが故の弊害が見られてきた」

検査を実施した市民団体では今後、沖縄県や医療関係者らと協力して行政主導の調査を求めていく方針です。