きのう行われたバスケットボールの天皇杯・準決勝。琉球ゴールデンキングスは最後までもつれた接戦を制し初の決勝進出を決めました!
そして、キングスはきょう新入団選手の会見を開きさらにチームを勢いづける新戦力が意気込みを語りました。
沖縄アリーナでのホームゲーム過去最多となる8,503人のブースターが詰めかけた、天皇杯・準決勝。初の決勝進出をかけ横浜に対した琉球ゴールデンキングスは試合序盤から次々と3ポイントを沈めます。主導権を握り、第2Q途中までに最大18点差をつけるなど優位に試合を進めます。
しかし、視界良好に見えた初の決勝進出の前に小さくとも、大きな壁が立ちふさがります。身長172cm・日本代表のポイントガードで横浜の若きエース・河村勇輝。第2Q後半から河村を基点とした横浜のオフェンスにキングスは徐々に追い上げを許すと第3Q以降も、キングスは河村を止めることができません。
そして最終第4Q、ついに1点差に詰め寄られます。そこからはまさに取られたら取り返す手に汗握る展開となります。
桶谷大HC「後半に入って河村君対キングスという構図には見えたんですけど僕たちはチームでしっかりバスケットをした」
キングスは河村にこそキャリアハイの45得点を許しましたがチームで最後まで戦い抜き、横浜の猛追を振り切って勝利。チーム史上初の天皇杯決勝進出を決めました。
桶谷大HC「いやぁ死闘でしたね。チームとしてキングスがしっかり勝てたのは大きかったと思う。これも僕たちがホームでプレイできたのは大きいと思いますし、最後僅差になった時にキングスのファンが僕たちを勝たせてくれたなと思うんで」
決勝は来月12日、千葉ジェッツと対戦。キングスがbjリーグ時代に何度も歓喜を味わった東京・有明コロシアムで天皇杯初の頂点を目指します。
岸本隆一選手「bjリーグ時代から僕としては馴染みのある場所ですし、すべて良いふりが整ったなというか自分たちが優勝を狙ううえでこの上ない状況が整った」
そして、キングスに新戦力が加わりました。先ほど入団会見を行ったのがフィリピン出身の22歳。身長202cmのカール・タマヨ選手。
カール・タマヨ選手「ヘッドコーチやゼネラルマネージャーのおかげでこのすばらしい球団に入れてうれしい。アジア枠でこの球団に来て自分がチームの勝利のためにできることに全てを尽くしたい」
インサイドでのプレーだけでなくアウトサイドからのシュートも得意で将来、フィリピン代表を担うと言われているタマヨ選手。球団も「キングスのファイナルピース」と高い期待を寄せており天皇杯に東アジアスーパーリーグ、そしてリーグ優勝の3冠へどんなプレーを見せてくれるのか、注目です。