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那覇市真嘉比で2009年に収集された、沖縄戦で亡くなった人々の遺骨が、15日に平和祈念公園に収められました。この遺骨収集は2009年10月から2カ月間、那覇市の緊急雇用創出事業として行なわれ、失業者など55人が携わりました。
その結果、172体分の遺骨が見つかりましたがほとんどが身元がわかっておらず、15日夕方、那覇市の職員とNPO法人の代表らが糸満市摩文仁の遺骨安置室に仮納骨しました。
沖縄戦遺骨収集ボランティアのNPO法人「ガマフヤー」の代表・具志堅隆松さんは、「正直、ホッとした気分。嬉しいのが、掘ってくれたホームレスや失業者の人たちが仕事以上の働きをしてくれた」と話していました。
職員らは65年もの間発見されなかった遺骨に手を合わせ、冥福を祈ると共に、平和への思いを新たにしていました。