県内の魅力ある企業や商品を紹介する「輝け!うちなーの星」。きょうは、在宅の高齢者のために買い物代行サービスを行う那覇市の企業を紹介します。
電話「いつものね、Lサイズ、OK、じゃあ、それ一袋持っていきましょうね、はい、ありがとうございます」
那覇市にある、有限会社たまいち。お米や介護用品の卸売業として7年前に起業。そして、2年前からスタートさせたのがお年寄り向けの買い物代行サービス。
玉城さん「既存の(卸売りの)業界の方々がいらっしゃる中で、資本体系で勝負されたら、どうしても価格誘導型になるとどうしても無理があるもんですから、逆にそういったものに左右されないような状況にちょっともっていけないかということでずっと考えていまして」
卸売業の優位性を生かし専用のカタログでは、量販店に負けない安さを提供しています。電話一本で、1000円から配達。事務所にない商品は、卸問屋から直接仕入れます。現在、利用者は、在宅高齢者を中心におよそ70人。
スタッフ「お米と、あとお水ですね、お支払いはどうします?」利用者「じゃあ、お米券でお願いしましょうね」スタッフ「ありがとうございます!」
お米券が使えるのも特徴の一つ。県内がお米券の流通量日本一という事情を知った社長のアイデアです。
利用者「おうちに宅配していただけるし、かさばるものですよね」「やっぱり、必要品ですしね、なかなかさっと買い物に行けないときとか、心安くお願いできますから」
玉城社長「やはり求められている、ニーズであることは、確信持ってますので、後は時間の中で、どう広げていけるかというかたちで、少しづつ、やっぱり年々手ごたえをすごい感じているっていうのが現実ですね」
大手業者に負けない、フットワークの軽さが自慢の走るまちやーぐぁー。地域と高齢者を結ぶ、ネットワークとしても期待されています。届け物のついでに、ひとり暮らしのお年寄りなどの様子をみられる点もいいですね。