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2月11日は「建国記念の日」です。日本書紀の中で初代天皇とされる神武天皇が即位したとされる日に由来していますが、県内ではこの日を祝う集会の他、反対する集会も開かれました。
那覇市内のホテルでは、建国記念の日を祝う国旗国歌推進県民会議主催の集会が開かれました。主催者を代表して亀川正東代行が「建国記念の日に反対する人たちは真の日本人ではない。私たちは祖国日本の更なる発展を祈る」と述べました。
また県民会議理事の金城テルさんは「国旗国歌を認めない教育で日本の伝統文化、正しい歴史教育をだめにした」として日教組を批判しました。
集会ではこの後、県や市町村が率先して建国記念の日を祝う式典を開催すべきだとする決議を採択しました。
一方、こちらは「歴史の真実を次の世代へ」をテーマに開かれた「建国記念の日」に反対する集会。この中で、琉球大学の高嶋伸欣名誉教授は「日本が朝鮮半島を植民地にした韓国併合から100年目の2010年、近隣諸国と良い関係を築くためには今一度、歴史を正しく認識すべき」と訴えました。
そして、今も日の丸・君が代を学校現場に押し付ける愛国心教育が行われているとして、集会アピールとして沖縄戦の集団自決を含めて教科書に歴史の真実を記し、二度と戦争をしないよう運動を強めていくことが確認されました。