続いてはスポーツ 沼尻さんです。
沼尻キャスター「はい、まずはおととい県予選が行われた高校柔道選手権です。」
コロナ禍による縮小開催を経て3年ぶりに通常開催されたこの大会。武道の聖地・日本(にっぽん)武道館を目指して技と技をぶつけ合いました!
おととい行われたQAB紫雲旗争奪高校柔道選手権大会。去年・おととしとコロナ禍による無観客や縮小開催が続きましたが、45回目を迎えた今年は感染対策を講じた上で通常開催されました。
男子60キロ級。今年も変わらない強さを見せたのが沖縄尚学。男子60キロ級には、体調不良の先輩に代わって出場した去年春の新人大会に続き秋の大会でもこの階級を制した玉城来(たまき・らい)がエントリー。圧巻の強さで勝ち上がると、迎えた決勝も背負い投げで勝利!向かうところ敵なしの貫録を見せ全国への切符を手にしました。
沖縄尚学玉城来選手「全国にはもっと強い選手がいるのでそれに向けて頑張りたい」
女子無差別級。また、女子無差別級の決勝は、沖尚2年・玉城美桜(たましろ・みお)と沖尚1年・宮里心寧(みやざと・ここね)の沖尚の先輩後輩対決に。
沖縄尚学宮里心寧選手「決勝とかになると自分が勝ちたいと思うじゃないですか、なので先輩・後輩とか仲間とか捨てて」
技を交わしながら宮里が優位に進めると、合わせ技で一本!後輩の宮里が同門対決を制しました。
男子66キロ級。各階級を沖尚が制していく中、その牙城を崩そうと闘志を燃やしていたのが那覇西の知念琉稀(ちねん・りゅうき)去年秋の新人戦ではほぼ全ての階級を制した沖尚の勢いを男子66キロ級で唯一阻止。この大会でも頂点を見据えていました。
那覇西知念琉稀選手「打倒沖尚です」「オール1本で連覇します」
迎えた準決勝。対するは沖尚の渡邉進太(わたなべ・しんた)闘志あふれる互角の戦いとなりましたが、果敢に相手を攻めた知念が優勢勝ち。「打倒沖尚を果たし、勝ち上がります!」
続く決勝は、同じく沖尚の選手を下して勝ち上がってきた那覇西の岡本憲市朗。互いに仕掛けあうも決め手とはならず、延長戦となりましたが最後は岡本の優勢勝ち。沖尚に負けじとともに技を磨いてきた同じチームの仲間に全国での勝利を託します。
那覇西知念琉稀選手「(全国大会まで)一緒に練習して切磋琢磨して強くなって1勝でも多く勝ってもらいたい」
個人戦各階級の優勝者と団体戦を制した沖縄尚学は、3月20日に日本武道館で開幕する全国柔道選手権に出場します。