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柱として使用できるようになるまで、100年から200年かかるということです。国頭村では、将来の首里城の木材となる木の育樹祭が行われました。
玉城真由佳キャスターは「こちらの県営林にはおよそ1200本のイヌマキが植えられていて、将来の首里城の修復に使われるということです。」と伝えました。
チャーギの名で親しまれる「イヌマキ」は、沖縄の風土に合った木材として住宅はもちろん首里城の御用材として古くから用いられてきました。しかし、沖縄戦や伐採により数が減少し、「平成の首里城」復元の際は県内から調達することが叶いませんでした。
首里城公園友の会では、30年ほど前から年に2回、国頭村の県営林で将来の首里城に使用するイヌマキの育樹祭を行っていて、今回は、ボランティアおよそ100人が参加しました。
参加者は、玉城キャスターの「植えてみてどうでしたか」という質問に「うれしかった」と答え、また別の参加者は「大きくなってほしい」と答えました。
首里城公園友の会の高良倉吉会長は「(イヌマキは)早くて50年、100年、100年、200年という期間がないと特に首里城の1番中心的な柱や梁になるようなああいう立派な木にならないわけです。(この取り組みを)継続していく仕組みや問題意識をちゃんとキープできたらいいんじゃないかと(思う)」と述べました。
寒空の下、集まった参加者たちは苗木を植えたり、木の根元に生えた雑草を刈り取ったりと汗を流しました。