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3カ月前のサイバー攻撃で那覇市の図書施設が本の貸し出し制限を余儀なくされた問題で、通常サービスの利用を来週から始められるよう、新たなシステムに入れ替える作業が進められています。
那覇市の中央図書館では通常サービスの再開に向けて、職員たちが本や利用者のデータを新しいサーバーに急ピッチで打ち込んでいました。
2022年10月上旬に那覇市にある8つの図書施設の本の貸し出しや予約などを管理するサーバーがデータを暗号化させるコンピューターウイルスを使ったサイバー攻撃を受けたことで、各施設では本の貸し出しを手作業で行う事態に陥っていました。
これまで通りのサービスを提供できるようにするため、新しいサーバーの導入が進められていて、1月17日から各施設を臨時休館させながら書籍や利用者のデータを照合する作業を済ませて、1月21日以降すべての施設で「借りられる数を制限しない」本の貸し出しを再開させます。
図書館職員「借り控えのような形で厳選するか、閲覧だけにとどめていたりしていると感じた。本当に今まで申し訳ない気持ちもありましたので、それが本当に借りに来てくれると思うとすごくうれしい」
中央図書館・島袋元治館長「もまだ完全ではないので、まだまだご不便かける場面が出てくることが想定されますので、その辺ご了承いただきたいと思う」
資料や本の「検索」も1月21日に再開され、借りたい本の「予約」は2月以降になる見込みです。