楽園の海、案内は水中ビデオカメラマンの長田勇さんです。今年もよろしくお願いします。
長田勇さん「よろしくお願いします。」
今回のテーマは『2023年初潜り』です。
長田勇さん「新年初潜りは、先島諸島まで行ってきましたよ。」
早速見て行きましょう!
長田勇さん「今年の初潜りは1月4日、宮古島のお隣、下地島で潜って来ました。渡口港よりボートを出します。」
楽しみです♪
長田勇さん「今回お世話になるのは、マリンズプロ宮古の冨谷剛さん。」
お正月は曇りの日が多かった印象ですが、どうでしたか?
長田勇さん「そうですね。下地島も雲が多かったのですが、この日は少しだけ太陽も見られましたよ。」
ロケに強いですね~!!
長田勇さん「冨谷さんの奥様、紗緒理さんも一緒に潜ります。私がお二人にリクエストしたのは、縁起の良さそうな生き物と干支に因んだ生き物。」
海の縁起物、あやかりたいです!
長田勇さん「新年1本目は「パナタポイント」へ。剛さんの後を着いて行き、、まず初めに出会えた生き物は・・・巨大なアオウミガメ。」
こちらを見てウインクしてくれてますよ!
長田勇さん「紗緒理さんと同じくらいのサイズですね。」
ご利益がありそうなほどの大きさです。
長田勇さん「縁起物といっても良いんじゃないでしょうか。私も一緒に記念撮影して来ました。」
顔隠しちゃって、恥ずかしがり屋ですね!続いては、先ほどとは全然違う景観ですね。
長田勇さん「下地島は地形を楽しめるポイントが豊富なんです。こちらは「ミニ通り池」のトンネル。真っ暗ではないし、水深も10mより浅いので初心者でも安心できるトンネルです。」
初心者でも楽しめるのは良いですね♪トンネルから外の光が見えると安心します。
長田勇さん「紗緒理さんが見つけてくれたのは・・紅白のハダカハオコゼ。縁起いいんじゃないですか?」
同じ魚か疑うくらい色が違いますね!この魚は、ピンク色が鮮やかで、ゆらゆらして可愛いです。
長田勇さん「海藻に擬態しながら、獲物が来るのを待っているんでしょうね。」
長田勇さん「そして、この日最後は、「なるほど・ザ・ケーブ」へ。」
そういうポイントがあるんですか?
長田勇さん「そうなんです。ライトを照らして見ているのは・・ヤギモドキウミヒドラという植物のような生き物。」
アップで見ると、オレンジ色の粒々がたくさんありますよ!!
長田勇さん「これはクラゲ体と呼んでいて、このウミヒドラの卵のような物。冬限定で見られる不思議な光景なんです。」
冬限定と言うとありがたみが増しますね。
長田勇さん「続いて、剛さんがボードに書いたのは「メスに猛アタックするオス」スミレナガハナダイの紫色のオスがオレンジ色のメスに、体を寄せてます。」
こちらも色が全く違いますね!身体を摺り寄せて何をしているのでしょうか?
長田勇さん「これ、放精放卵の時と同じ動きなんですが、実際には予行演習のようでした。この日の夕暮れ時に、放精放卵が行われたかもですね。」
ということで1日目が終了~。
長田勇さん「うさぎと名前のつく生き物を探すため、2日目は場所を変えてインリーフへ。海草が生い茂っている水底で生き物を探します。」
ウサギと名前が付く生き物がいるんですか?
長田勇さん「この魚は、ダンダラトラギス。昨年の干支は虎ですよね。ちょっと無理やり感ありますが。」
いよいよ、ウサギの登場ですか?
長田勇さん「そしてこちらはクサイロモウミウシ。一昨年の干支、牛でしたよね。」
ウサギは?
長田勇さん「これにそっくりなウミウシで、「ウサギモウミウシ」いるんです。生息環境も一緒なんで期待したんですが、2時間30分、粘って探しましたが発見出来ず。」
そんなに探したんですね~!残念でした。
長田勇さん「初潜りは楽しかったんですけど、うさぎ居なかったです。まだまだあと11ヶ月ありますんで、チャンス下さい!!」
楽しみに待っていますね。
長田勇さん「また今年一年、様々な海の表情をお伝えできたらと思います。」
貴重な映像ありがとうございました。以上、楽園の海でした。
取材協力 マリンズプロ宮古