ニュースCATCHYでは今週1週間、沖縄のこの1年をテーマごとに振り返る特集をお伝えしていきます。きょうはスポーツ、ということで沼尻さんです!
沼尻アナウンサー「はい、今年は沖縄スポーツ界としては長引くコロナ禍とも戦いながら再び歩み始めた1年でもありました。様々なドラマが私たちを熱くしてくれた中で、特に注目度が高かった沖縄スポーツニュースは何だったのか。今回、QABで放送したスポーツニュースの中でQABのホームページとYahoo!ニュースを合わせたアクセス数などをもとに独自の注目度ランキングを作成しました。今年の1位はあの初の快挙です」
ビッグボスこと、日本ハムの新庄剛志監督に沸いた球春到来のプロ野球沖縄キャンプから沖縄冬の風物詩、NAHAマラソンにいたるまでコロナ禍に負けず盛り上がりを見せた沖縄スポーツ界。Webサイトへのアクセス数などをもとに作成した2022年沖縄スポーツニュース注目度ランキング!トップ10の10位から7位まではご覧の通り。
サッカー元日本代表・髙原直泰さんが代表・監督として率いる沖縄SV。目標のJリーグ入りへと近づくJFLへの昇格をかけた全国地域チャンピオンズリーグ、決勝ラウンドの一戦。
2点差以上での勝利が条件となる中で…怒涛の4得点。2015年の創設から7年。新たな扉を開いた1年となりました!
沖縄SV・髙原直泰監督「来年は沖縄をもっと巻き込んで盛り上げていけるようにしたい」
第6位はチームや団体でのランクインが多い中でたった1人で多くの注目を浴びました!
元プロバスケットボールBリーグの選手で沖縄市出身の満島光太郎さんが指導者の道を歩み始めたニュースがランクイン。
俳優の満島ひかりさんの弟という知名度も相まって特に県内での注目度が高く、QABのホームページではアクセス数が2万3千回を超える注目度でした!
続いてランキングはトップ5へ!5位は、今年はあと一歩届きませんでした。
レギュラーシーズンではリーグ記録となる20連勝。さらに8割後半(.875)を誇った最高勝率を引っさげ初のファイナルへと挑んだ琉球ゴールデンキングス。
会場の東京体育館や沖縄アリーナに集まったキングスブースターの応援を背に頂点を目指しましたが…
優勝は果たせず。宇都宮の表彰をじっと見ていた選手たちはこの悔しさを胸に、悲願の日本一を目指し新たなシーズンに挑んでいます。
続いては4位!ですがこちらは1位とも関係が深いので、後ほど。1つ飛ばして、第3位
J2リーグ4年目のシーズンを戦ってきたFC琉球。熾烈な残留争いは最終盤までもつれ試合結果を伝えるニュースなどへのアクセスも多くなりました。チームもサポーターも最後まで残留を信じ勝利を目指しましたが(結果は8勝21敗13分で全体21位。)J3降格が決定。来シーズン、J2返り咲きを目指します!
続いては2位の発表!…の前にランクインこそならなかったものの注目度の高かったスポーツニュースを見ていきます!
今年1月に紹介したスタンドアップパドルボード・SUPの荒木珠里さん。世界ツアーに史上最年少15歳で出場し3位に輝いたその強さの秘密を探ると…
おいしそうに食べているこの鍋が…「イノシシ鍋」!しかもこのイノシシは珠里さんがお父さんとともに自分たちで山へ行き罠をしかけて獲ってきたものでした。
イノシシからも力を得て、高校1年生となった今年もさらに実力を伸ばした珠里さん。今月スペインで行われたワールドツアーの最終戦では見事総合優勝。またしても史上最年少での快挙で世界を驚かせています!
2022年沖縄スポーツニュース注目度ランキング!第2位、沖縄の夏、今年は3年ぶりの有観客でした。
両チームの応援団や高校野球ファンが詰めかけた沖縄セルラースタジアム那覇で行われた夏の高校野球沖縄大会決勝。興南対沖縄尚学。
(実況)「2年前、コロナ禍の中で入学した今の3年生たちです。思い描いていた高校野球生活ではなかったかもしれません。ただ、それでも決して諦めることはなかったのが甲子園への思いです。その夢の切符が全国一早く沖縄に届こうとしています。試合終了、勝ったのは興南高校!」
今年は興南が4年ぶりの甲子園切符を手にしました。
一方、夏の沖縄大会ではあと一歩のところで甲子園を逃した沖縄尚学でしたが新チームとなって臨んだ秋の九州大会では頂点に!来年春のセンバツ出場に当確ランプが灯る中、期待を胸に新年を迎えます!
一方、沖縄高校野球界に吹く、新たな風も注目されました!今年4月に名護市瀬嵩に誕生した新たな野球部エナジックスポーツ高等学院。
名将・神谷嘉宗監督が率いるチームは秋の県大会ベスト8、1年生大会で優勝を果たすなどすでに頭角を現していて、旋風を巻き起こす日も近いかもしれません!
それでは、飛ばしていた4位、そして1位へ!
今年も県勢選手たちが躍動したプロ野球!5月にはソフトバンクの東浜巨が県勢投手で初のノーヒットノーラン!
沖縄開催となった巨人対DeNAでは来シーズンからソフトバンクでプレーする嶺井博希が2打席連続タイムリーで地元を沸かせれば!
今年通算200号を達成した西武の山川穂高はホームラン王(41本塁打)と打点王(90打点)の2冠を達成!
そして、去年新人王を獲得したこの人は今年1月、母校での成人式に参加していました。野球部監督の我喜屋優理事長から指名を受け、新成人を代表してサプライズでのインタビューも。
宮城大弥選手「僕らは成人として一から頑張っていって、みんなで沖縄を盛り上げていけたらいいなと思います。これからもよろしくお願いします」
式の後、報道陣に語った今季の目標は「1年間けがなくやり通す」
色紙に記したその言葉通りけがなくシーズンを戦い抜いた宮城は2年連続の二桁勝利。年俸も推定8,000万円にアップ。来季は大台1億円の突破を目指します!
そしてランキング1位は、その夢舞台への切符を手にした選手たちのニュースでした!
中日ドラゴンズからドラフト1位指名を受けた沖縄大学の仲地礼亜。
仲地礼亜投手「沖縄の大学からでも(プロを)目指せることは実証できたと思うので、上を目指して野球をやってくれる子が増えるといと思っています」
県内の大学からは初のドラフト指名選手の誕生となり県内外で話題をさらいました!
契約金1億円、年俸1600万円、出来高払い5000万円の最高評価を受け、 背番号31がプロのマウンドに臨みます。
その仲地を含め、今年は7人の県勢選手が指名を受けました。来年、厳しくも華やかな世界へと飛び込みます!
ということで、注目度ランキングはご覧の通り!来年はどんなニュースが私たちを沸かせてくれるのでしょうか
そのほか、今年の興南高校のエースでU18侍ジャパンにも選ばれた生盛亜勇太投手のニュースや、神森中学校の男子ハンドボール部全国2冠のニュースなどもアクセスが多くありました。
またスポーツニュースとは少し違うかもしれませんが沖縄プロ野球キャンプの時期に那覇で起きた交通事故で元プロ野球選手の清原和博さんが救護活動をしたニュースはQABとYahoo!ニュースを合わせると33万回のアクセスと全国でも注目のニュースとなっていました。
来年はまたどんなスポーツが沖縄を沸かせてくれるのか、楽しみです。