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12月16日、県内で初めて確認された高病原性鳥インフルエンザ。感染したニワトリが確認された養鶏場で進められていた殺処分が18日、完了しました。

12月16日に金武町の養鶏場で確認された高病原性鳥インフルエンザ。

県内で高病原性鳥インフルエンザが確認されるのは初めてで、養鶏場で飼育されていたすべてのニワトリの殺処分が24時間体制で行われました。およそ4万5000羽のニワトリを飼育していたこの養鶏場では県によりますと2022年11月、実施した定期検査では鳥インフルエンザは検出されていませんでした。

しかし、2022年12月9日から14日にかけて7500羽以上が死んだことをきっかけに鳥インフルエンザが発覚。その後も鳥インフルエンザで死んだとみられるニワトリも確認され最終的に殺処分されたのはおよそ3万羽となりました。

また、高病原性鳥インフルエンザの発生にともない県は、この養鶏場から半径3キロ以内は移動制限区域、半径10キロ圏内は搬出制限区域に指定しました。しかし、3キロ圏内にニワトリを飼育する農場はありませんでしたが、10キロ圏内の18農場では搬出制限区域の対象となりました。

その後、国との例外協議を行った結果、搬出の際の経路や消毒など一定の条件を満たしたとして希望する14農場は鶏肉や卵などの出荷が認められました。

引き続き、感染したニワトリが確認された養鶏場の消毒など防疫作業を進めるとともに感染経路の調査が行われます。