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2017年に宜野湾市にある緑ヶ丘保育園でアメリカ軍ヘリの部品が見つかった事件について、当時の保護者が声を上げることの大切さを県外から来た修学旅行生に伝えました。

保育園や小学校の上をアメリカ軍機が飛ばないよう訴え続けている市民団体の与那城千恵美さんと宮城智子さんは、広島から来た高校生188人に向けて普天間基地周辺の実情について講演しました。

2人は、子どもを緑ヶ丘保育園に通わせていた2017年12月にアメリカ軍のヘリから落ちたとみられる部品が見つかったことを説明するとともに、今もなお園の上空をアメリカ軍機が飛び続け安全が脅かされていると訴えました。

子どもが安全で安心して過ごせるようにと飛行禁止を求めた活動に対して誹謗中傷が相次ぎ心を痛めていた反面、問題解決のためにも声を上げ続けることが大切だと伝えました。

参加した高校生「自分より小さい子どもたちが、今も危険に置かれているのにショックを受けたし、責任を持って、話した言葉でまわりの人がどう影響を受けるのかを考えながら日頃から言っていきたいと思います」

保護者らは12月8日に上京して、米軍機が普天間基地の近くにある学校の上を飛ばないよう再度、政府に要請する予定です。