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沖縄12月の風物詩が帰ってきました!新型コロナの影響で去年おととしと延期となり今年が3年ぶりの開催となったNAHAマラソン。およそ1万2000人のランナー・ジョガーが南部路を駆け抜けました。

QABではその中でも3年ぶりの開催を特に待ちわびていた男性ジョガーと、さらにNAHAマラソンに初挑戦した寺崎未来アナウンサーの走りを通してNAHAマラソンの魅力に迫りました。

トナカイのコスプレで背中に「おかえりNAHAマラソン」「3年ぶりですよ楽しみます」

ビールの売り子のコスプレジョガー(大阪から)「毎回コスプレして走っているのでビールいかがですかぁ!」

サッカー日本代表ユニの男性と家族「(W杯で)日本が快進撃を続けているのでその気持ちを自分も持ちたいと思いながら何とか完走したいと思っている」(子どもたち)「頑張って~!!」

3年ぶりに帰ってきたNAHAマラソン 改めて&初めて踏みしめるその魅力

沖縄の12月に3年ぶりに帰ってきたNAHAマラソン!お馴染みとなっているコスプレジョガーたちを始め開催を待ちわびていたおよそ1万2000人が参加しました。

お揃いのクラブシャツでウォーミングアップをするのは「ブレイクスルーランニングクラブ(BTRC)」代表で指導者の倉岡弁慶(くらおか べんけい)さんはNAHAマラソン2008年での3位始め、6度入賞の実績。

BTRC倉岡弁慶代表「(3年ぶり開催で)練習にも皆さんの身が入っているのが伝わっている状況」

3年ぶりのスタートを前に意気込むメンバー。その一人が高良重雄(たから しげお)さん。68歳です今回、18大会連続完走を目指す一方。

BTRC高良重雄さん「個人的な記録は20年連続完走を目指している」

3年ぶりに帰ってきたNAHAマラソン 改めて&初めて踏みしめるその魅力

高良重雄さん「2020年12月6日日曜日、現在4時半、スタートします!」花城由樹夫さん「3, 2, 1, スタート!!」

コロナ禍で大会が開催されなかった去年・おととしと高良さんは、大会が行われるはずだった日の早朝にNAHAマラソンのコースを走り抜いてきたのです。娘婿の花城由樹夫(はなしろ ゆきお)さんをはじめ娘家族も揃って高良さんの「1人NAHAマラソン」をサポートしながら、応援してきました。

高良重雄さん「こっち(孫たち)と一緒にNAHAマラソンを走るのが夢。80歳くらいまで頑張る」孫・花城朱里さん「(おじいちゃんは)がんばり屋さん!!」

開催されなかった年でさえ、NAHAマラソンを決して忘れることなく走り続けてきた高良さん。心待ちにしていた大会が今年、いよいよ始まります。

高良重雄さん「笑顔で走り抜けて行きたい。楽しく走れるマラソンにしたい」

その一方で、この人も…「おはようございます!」NAHAマラソンは見るのも走るのも初めて!QAB入社2年目の寺崎アナウンサーも挑戦!ですが…

(Q:集合何時でしたっけ?)「7時30分」(Q:今何時ですか?)「8時13分です」

撮影のための集合時間に遅刻。しかもまだナンバーカードもつけていなければ走るのに明らかに邪魔になる大きなリュックを背負ってくる始末。

(Q:きょう大丈夫ですか?)「大丈夫です!」

3年ぶりに帰ってきたNAHAマラソン 改めて&初めて踏みしめるその魅力

そんな寺崎アナには小型カメラを渡し、NAHAマラソンの魅力を撮影しながら走ってもらいます。

ゲストスターター、県出身の俳優・黒島結菜(ゆいな)さんが「万国津梁の鐘」をついてスタートした3年ぶりのNAHAマラソン。

18大会連続、20年連続完走目指す高良さん(高良さんスタート)そして初のフルマラソンにもなる寺崎アナの42.195キロも始まりました。(リュックはスタッフが預かりました)

スタートからおよそ7キロの仲井真交差点。高良さんの娘家族も既に応援の準備を整えていました。

娘婿 花城由樹夫さん「走っている本人からすると動いている(見にくい)ので、だから目立つようにと赤い手袋を使用した」

孫・朱里さんと赤い手袋をつけて家族で一言「じいちゃん、頑張って!!(イェーイ!!)」

3年ぶりに帰ってきたNAHAマラソン 改めて&初めて踏みしめるその魅力

スタートから45分余り。駆け抜けるジョガーも増えてきたころ・・家族「あ!来た来た!!」由樹夫さん「暑くないですか?」重雄さん「全然」孫たちと「はいタッチ」「じゃあね!」家族「無理しないでよ!!」重雄さん「はい、またね待っていて!!」

高良重雄さん「家族の応援もあったので最高このまま行きたいけどまだまだ先は長いのでゆっくり行く」

無理はせず、ペースを守りながらの前半戦。時間が進むにつれて気温は上がり、きのうは那覇市で最高気温は26度まで到達。行く手に立ちふさがりますが、高良さんは中間地点の平和祈念公園を2時間14分理想通りのタイムで通過しました!

一方、寺崎アナはというと…?寺崎カメラ「QABが見える大きい道路の真ん中を走っています優越感ですね!」

3年ぶりに帰ってきたNAHAマラソン 改めて&初めて踏みしめるその魅力

寺崎カメラコスプレジョガーにインタビュー「お父さん何でその格好?」「ウケるじゃないですか」(他のランナー)「あ、かわいらしい、うわ、すごいスケスケ、わぁーお」「雨でスケスケですよ」

走りながら見える景色を撮影したりジョガーたちと交流しながら、NAHAマラソンを満喫中。

具志頭交差点にて「Q:楽しいですか?」「めちゃくちゃ楽しいです!会話もいっぱいしてめちゃくちゃ楽しいです」

なんと4時間半のペースで走っている高良さんから遅れることわずか13分ほど、2時間27分という好タイムで平和祈念公園の制限地点を突破!しかし…

寺崎アナ「もう我こそが完走するって思っていたんですけどマラソンはなめたもんじゃない本当に」

練習をあまり積んでこなかったという寺崎アナにとって前半は明かなオーバーペース。果たして後半を乗り切れるんでしょうか…コロナによる制限こそまだあるものの、3年ぶりに戻ってきた沿道の応援とそれに応え、懸命にゴールを目指すジョガーたちの姿。

ハーフを順調に突破した高良さんは待ちわびたNAHAマラソンの魅力を改めて噛みしめながら走り続けていました。

高良重雄さん「沿道のみなさんがとても応援して下さったり差し入れしてくれたり笑顔で応援してくれるのが一番うれしくて、こっちもちゃんと笑顔で返していこうかなと思って、自分の走りだけでなくて周りの人と一緒にマラソンを楽しんでそういうことが実感できたので自分としては最高」

そして3年ぶりに多くの人が出迎えるゴールの奥武山公園へ。

3年ぶりに帰ってきたNAHAマラソン 改めて&初めて踏みしめるその魅力

タイムは4時間35分、1500位でフィニッシュ。無事、走り終えた高良さん。ホッとしたのも束の間これからもNAHAマラソンを走り続ける決意を語りました!

Q高良さんにとってNAHAマラソンとは?高良重雄さん「人生の一部、仕事と家族とマラソンと、70代も続けていけるように無理はしないで頑張っていく」

高良さんの後も続々とジョガーたちが感動のゴールを迎えました。2度の延期を乗り越え、帰ってきたNAHAマラソン。ジョガーたちの、冬の熱く華やかな走りが沖縄に戻ってきました。

暑い中ではありましたが完走率は67.68%ということで3人に2人が感動のゴールを迎えました。改めてこの景色が帰って来たなという感じがしますが、気になるのが寺崎アナですね。ハーフは軽快に通過しましたが…果たして。

寺崎アナ「とりあえずスタートから2時間25分中間の制限時間はクリアしました!」

中間地点では2時間半を切る快走を見せていた寺崎アナ。しかしその後、30キロ地点にはなかなか姿を現さず…

28キロあたり、コーラをもらう寺崎アナ「コーラだぁ~もう走れない~」

前半のオーバーペースもあり足が悲鳴をあげます。1キロ10分以上かかるほどペースが落ちてしまいます。

寺崎アナ「もう足が全く機能しません。那覇間に合うかな…」それでも懸命に足を前へと運びます。ゴール地点の奥武山公園。陸上競技場への最後の関門。午後3時15分。無情にも閉ざされた門。果たして寺崎アナは…?関門が閉まる25分前。そこに寺崎アナの姿が。5時間50分20秒。初マラソンで見事、NAHAマラソン完走を果たしました!

3年ぶりに帰ってきたNAHAマラソン 改めて&初めて踏みしめるその魅力