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県は、アメリカ軍基地周辺で実施した有機フッ素化合物・PFASの調査結果を12月1日公表しました。嘉手納町では国が定める暫定指針値の42倍にあたる高濃度で検出されたことがわかりました。

県が2016年度から夏と冬に実施しているアメリカ軍基地周辺の湧き水や川などのPFASの調査結果が12月1日公表され、46カ所の調査地点のうち、32カ所で国の定める暫定指針値を超える濃度で検出されたことが分かりました。

そのうち嘉手納町の屋良ヒージャーガーでは42倍、宜野湾市のアラキナガーでは28倍のPFASが検出されたほか、調査を行った沖縄市、うるま市、北谷町、金武町でも国の基準を上回ったことが確認されています。

汚染の原因について県は、「普天間や嘉手納基地の周辺は基地からの影響であるがい然性が高い」としており、引き続き基地内の立ち入り調査や、国による原因究明などを求めていく方針です。また県は、調査結果を受けて市町村や地元自治会を通して、基準を超えた湧き水などを飲まないよう呼びかけていくとしています。