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参加した住民からは、「不安」を口にする人もいました。

県内で初めて弾道ミサイルによる攻撃を想定した住民の避難訓練が、与那国町で実施されました。

Jアラートの警報音がなり、中村守アナが「ミサイル発射と避難が呼びかけられ住民が次々と公民館に集まってきています」と伝えました。

この避難訓練は、国と全国11の自治体などと合同で行ったもので、県内では初めて与那国町が参加しました。近隣の国から発射された弾道ミサイルが与那国町に飛んでくる可能性があるという想定で、およそ20人の住民たちが役場の職員などに誘導されながら近くの公民館に避難しました。

そして弾道ミサイルが島の上空を通過したという一報が入るまで身をかがめました。参加した住民は「実際になった時の想定は僕はおぞましくて想像もしたくないけれどこんな状況ではないと思いますよどこかに集まるとか物陰に隠れるとか伏すとか」と話しました。

別の参加した住民は「また別のところでこの事案が発生した場合は避難できるのかなという不安はあります」と話しました。

また他の参加した住民は「車いすを押したけど思った以上に動かせずに準備が足りなかったのかなと感じた」と話しました。

そして午後には与那国町役場でも。

Jアラートの警報音が流れるなか、町の職員が参加してミサイル発射から通過が確認されるまでの初動対処訓練が行われ、それぞれの動き方を確認し防災無線での呼びかけや住民からの問い合わせに応じていました。

糸数健一与那国町長は「1分や2分で飛び込める自宅の庭にシェルターがあったりとか地下室があったりとかそれがどうしても必要かと思う。(有事の時に)約1500人の町民を(どこかが)あずかってくれるのかどうか何もない(間カット)県に問いかけても国に問いかけてもお答えいただけないと思うそういう中でミサイル発射に対しての訓練がささやかだけど第一歩を踏み出せた」と話しました。

同じ想定の避難訓練は2023年1月に那覇市でも行われる予定です。