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沖縄県内の通信会社がドローンと人工知能を駆使して鉄塔を点検する実証を行い『作業の効率化に成功した』と発表しました。
沖縄セルラー電話とKDDIスマートドローンの実証では30~40mほどの高さで危険が伴うだけでなく目視の確認に時間がかかるといった鉄塔型基地局の点検作業を効率化するためドローンで撮影した鉄塔全体の画像を解析しながら、さびなどがないか確認しました。
その結果、これまで5時間ほど要した点検を20分で終えられるようになるなど作業時間を大幅に改善できたということです。
使用したドローンは長さ約23cm幅約27cmの機体で鉄塔のサビを見分ける作業にはマングースの生態調査に使われたAIによる画像を解析する技術を応用しました。2023年度からドローンの点検作業を取り入れて実用化に向けた検討が進められます。
沖縄セルラー電話は「ドローンの自立飛行や画像解析の技術を鉄塔の点検だけでなく、農業や観光など沖縄の基幹産業にも広く展開していきたい」としています。