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日本人の8割が一度は乗った計算です。沖縄の本土復帰前から本島と離島や離島と離島の間を結ぶ県民の足として55年にわたって運航を続けてきたJTA「日本トランスオーシャン航空」では11月15日に搭乗者が累計1億人を突破しました。
昼前に宮古島に向けて那覇を飛び立つJTA559便で累計1億人を達成し、乗客114人を代表して岡山県から旅行で訪れていた小倉さん親子に機体の窓を再利用して作った記念の盾と花束が贈られました。
JTAの前身である「南西航空」は本土復帰前の1967年7月に沖縄に就航しました。当初は小さなプロペラ機3機で那覇と石垣島、宮古島、久米島などを結ぶ6路線で運航していて年間の搭乗者は11万人ほどでした。1975年の海洋博覧会以降、利用客が増えていきコロナ前の2019年には年間300万人にまで増加しました。
搭乗者1億人突破のセレモニーでは歴代の制服を着用した客室乗務員たちが乗客一人ひとりに記念品を手渡して感謝の気持ちを伝えました。
日本トランスオーシャン航空野口望社長「足元のコロナ禍、結構厳しい状況続きましたけれども、やっとお客様動いていただけるようになってですね、その喜びと歴史の重さみたいなのをかみしめています。県民の皆様の足という役割はしっかりと担いつつ、今後50年沖縄を盛り上げていくためにもですね、新たな役割みたいなものもしっかりと発掘していきたいというふうに思ってます」
JTAは現在、県外や離島など14路線に拡充していて「うちなーの翼」が県民や観光客を乗せて各地を飛び回っています。