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月が徐々に地球の影に覆われる皆既月食が8日夜、全国各地で観測され、県内でも、神秘的な赤銅色の月が秋の夜空を照らしました。

8日、那覇市の新都心公園では、およそ1年半ぶりとなる天体現象を一目見ようと大勢の人が集まりました。

太陽、地球、月が一直線に並んで起きる皆既月食。午後7時すぎからは、食の始まりが見られ、皆既食となった午後7時16分ごろには、月が赤銅色に覆われます。

時折、月が雲に隠れる場面もありましたが、皆既食中の月の後ろに天王星が入りこむ「天王星食」も同時に見られ、日本では、442年ぶりとなる皆既月食と惑星食の共演が秋の夜空を彩りました。

小学生は「なんか人の赤い瞳みたいできれいでした」と話し、親子で訪れていた女の子は「ちょっと暗くて赤かったドラキュラが出そう」と話していました。

また他のこどもは「大きくてうれしくなった。あのお月様さ、なんなら持って帰りたい」と話していました。

次回、全国で皆既月食が見られるのは、2025年9月8日だということです。