自分の好きなことにとことん興味を持って創作に取り組んでいる幼稚園生の話題です。アーティストさながらの発想力、そして子どもらしいコメントは私たち大人を思わず笑顔にしてくれます。
色とりどりの恐竜や怪獣。これは全部、6歳の男の子の作品です。その作り手は・・肉食恐竜の大ファン。鳴きマネも得意な坪木拓実(つぼき たくみ)くん。幼稚園の年長さんです。
拓実くんの恐竜愛をその作品とともに垣間見てみると・・
作った恐竜を手に拓実くん説明 坪木拓実くん「スピノサウルス」Qどんな恐竜?「泳いだり水辺で魚を捕ったりしていた恐竜」「これはギガノトサウルス 体長は12~14m」
恐竜の図鑑やドキュメント番組、怪獣映画も大好き。3歳ごろから自分でもつくってみたいと始めたそうです。
坪木拓実くん「(足の)太さが足りなかったら別の紙をちぎって足している」
拓実くんの作品づくりはまず恐竜のパーツから。親せきの営む事務所からもらった裏紙をちぎってまるめて形を整えます。そこにさまざまな色のビニールテープを思いのままに貼って重ねます。すると、そこには筋肉の盛り上がりや肌といった恐竜らしい肉感が生まれてくるのです。
母 智子さん智子さん「恐竜の動きとかを見てつくりたいものを見つけて、図鑑とか動画を見ながら自分で(恐竜の)形をつくっていく」
坪木拓実くん「あとこっちをつけたら完成!!」Qつくっていてどんな気持ち?「すっごくいい!!」
拓実くんの手によって毎日のように誕生する恐竜や怪獣の数々。口の中の色を赤にしたり、爪は違う色のビニールテープを小さくちぎって丸めてつくったりと観察力や想像力が個性と迫力ある作品に仕立てあげています。
3人兄弟の末っ子長男の拓実くん。伸び伸び自由な発想で家族も驚かせていますが、すぐにここまで作れた訳ではありません。
母 智子さん「肉感のあるものを作りたくなっていって紙に透明テープを巻くというふうになっていって、それをマジックで塗ろうとしていたが意外とうまく油性ペンで塗れなかったり部屋が汚れたりするのでおじさんが(カラー)テープを見つけてくれて、この形にいまはなった」
叔父さんが持って来てくれたというさまざまな色のカラーテープのおかげで、拓実くんはイメージ通りに作れるようになったといいます。この日つくってくれた恐竜は30分余りで完成しました。
しっかりもの長女 千寛さん(小5)「学校から帰ってきたらいつも新しい大きい恐竜とかすごい細かい作品が出来上がっているから、自分はこういうことができなかったからすごいなぁと思う」
ひょうきん次女 佳純さん(小2)「拓実がつくるのはなにか目が全部無いからちょっと面白い」
Q目をつくらないのは?坪木拓実くん「めんどくさい!! (前につくった時に)すごくでっかい目玉シールを選んじゃってすっごく気持ち悪くなった」
坪木拓実くん「ちぃ(千寛さん)は(恐竜に)こわいところがあったらキャーって言うキャー!!」佳純さんも一緒に「キャー!!」
個性は違えどお姉ちゃんたちと仲良しの拓実くん。お母さんは。
母 智子さん「興味があることを自分で伸ばして、それを自分の強みにできるような子たちになってくれたらいい」
Q将来の夢は科学者?坪木拓実くん「(研究したいのは)恐竜の繁殖行動とか恐竜の戦い方とか」
伸びしろしかない子どもたち。創作力あふれる拓実くんはどんな未来を選ぶのでしょうか!?