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サイバー攻撃を受けてシステム障害が起きていた那覇市の図書施設の一部で、10月22日から本の貸し出しを再開しています。
一日に200人ほどが利用する中央図書館には開館直後から多くの人が訪れ、職員から本を借りる説明を受けていました。
濱元晋一郎記者「これまでの情報が使えなくなってしまったため、図書館を利用する際は、改めての登録が必要になります」
10月22日から中央図書館、石嶺図書館、繁多川図書館、まーいまーいNahaの図書室の4カ所で本の貸し出しが再開されています。
貸し出しのための利用者の再登録を職員が手作業で行っていて、そのためには利用者カードと運転免許証など身分証明書を提示する必要があります。
那覇市立図書館のデータセンターが「ランサムウェア」と呼ばれるコンピュータウイルスに感染して利用者や所有する本の情報が暗号化されたことが10月13日に発覚していて、10月14日から8つの図書施設すべてで本の貸し出しを停止していました。
利用者「借りるのは週に1度利用している。(家で本を読むのは)全然違いますね。家でゆっくりコーヒーを飲みながら閲覧するとか、もう全然違います」
中央図書館・島袋元治館長「借りたいというお声はありました。そこでなるべく早く貸せるようにきょう(貸出の再開を)行いました」
那覇市の図書施設では依然として、本の検索や借りたい本の予約をできない状況が続いています。