あさって日曜日に投開票を迎える那覇市長選挙。選挙戦は大詰め、きのうから三日攻防に入りました。次の4年間の舵取り役を誰が担うのか。両候補にここまでの手ごたえなどを聞きました。
任期満了にともなう那覇市長選挙には届け出順にいずれも無所属の新人で前県議会議員の翁長雄治さんと新人で前副市長の知念覚さんの2人が立候補しています。
県政与党のいわゆるオール沖縄勢力が推す翁長さんと自民公明が推薦するに加え現職の市長も支援する知念さんによる新人同士の一騎打ちとなった選挙戦はきのうから三日攻防に入りました。
三日攻防初日のきのう、翁長さんは応援に入った立憲民主党の岡田幹事長や玉城知事とともに市内各地で遊説。今回の選挙戦は「子育て日本一の那覇市」を掲げ選挙戦序盤から一貫して子どもを取り巻く大人の環境の整備を含めた子育て政策を重点的に訴えています。
翁長雄治候補「みんなが笑顔でいられる那覇市を見て、子どもたちがこの街に自信と誇りを持って成長していく、私たち大人が子どもたちの最大の支援であり、そして教育環境であるということをこの街から発揮をしていきたい」
一方、今回が選挙初挑戦で市の職員や副市長として培ったこれまでの行政経験を前面に「即戦力」とアピールする知念さん。きのう開かれた女性集会では産後ケアや社会復帰の際のスキルアップなどの補助を行う「子育てマザークーポン」の実施などを訴えました。
知念覚候補「人の人生に寄り添う、それが那覇市政のあり方だと。各々の人生の段階で那覇市役所は間違いなく市民一人ひとりに寄り添う。どうしようもない時は那覇市役所に来てください、どうにかします。こういう行政を必ずつくり上げます。」
いよいよ投開票まであと2日。両候補ここまでの選挙戦にどのような手ごたえを感じているのでしょうか。
翁長雄治候補「老若男女関わらず多くの皆さんに声をかけていただいて勇気をもらっています」「若い人の支援、子育て支援というものに対してすごく希望を持っていると感じています」「すべての人が幸せになることが子育て日本一の那覇市につながるということをしっかり伝えていきたい」
知念覚候補「初めての出来事だから対比するものがないんだよ。だから手ごたえはよくわからない。」「自分が思うことをしっかり伝えてそれで市民が判断する」
那覇市のこれからの4年間の舵取り役を決める市長選挙。あさって日曜日に次のリーダーが決まります。
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