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今度の日曜日に行われる高校バスケウインターカップ県予選決勝。3年生にとっては全国大会をかけた最後の大会となります。女子は、5年連続11度目の優勝を狙う西原と初優勝を狙う小禄が対戦。2年連続のカードとなった決勝戦の見どころをお伝えします。

2年連続、2度目の決勝進出、小禄。去年初めて出場した決勝戦では西原に85-61で敗れ、ことしはリベンジに燃えています。

メンバーの中で、ひときわウインターカップへの思いが強いのが、3年生の赤嶺あさひ。去年も決勝に出場し、ことしは最高学年としてチームを引っ張っていましたが、4月、右ひざ半月板・前十字靭帯損傷の大けがでプレーができなくなってしまいました。

高校バスケWC予選女子決勝2022見どころ

小禄 赤嶺あさひ選手「これで終わるのかなと、次の自分のことが想像できないというかいつ治るとかまたバスケできるとか分からなかったので怖いという気持ちがあった」

先が見えない中リハビリに励む赤嶺。心境の変化が訪れたのはチームメイトが全力を出しつくして西原に勝利した夏のインターハイ予選でした。

小禄 赤嶺あさひ選手「あの試合でみんなが自分から声出してベンチも雰囲気良くて中も雰囲気良くて、みんなが今まで以上にプレー出来たし、西原に勝てたということが自分も出たかったなというのもあったし悔しかったので「もっと頑張らないとな」と思った」

リハビリを頑張る気持ちに火がついた赤嶺。順調にいけば12月のウインターカップ本大会には間に合う可能性があり、そのためには決勝で勝たなくてはいけません。

小禄 吉田菜々美選手「最初はみんなであさひのためにも先生とかトレーナーのためにも頑張って優勝してWCにあさひを立たせようという話をしているので、それに向けてあさひもリハビリを頑張ってあさひを立たせられるように頑張っている」

小禄 赤嶺あさひ選手「自分次第で変わると思うので、選手権で西原に勝って優勝したら12月に出られるので、そこで少しでも出られたら良いなと思います」

仲間をウインターカップのコートに。決勝の舞台でチームメイトがその歴史を塗り替えます。

高校バスケWC予選女子決勝2022見どころ

一方で、西原は5年連続11度目の出場を目指す戦い。県内では言わずと知れた強豪校ですが全国大会では勝負どころで得点が奪えず、1回戦を突破できない状況が続いています。そんな中で、県予選の決勝、そして全国での勝利に好材料となるのが8カ月ぶりの実戦復帰を果たす、3年生の榮門由華。

去年のウインターカップでも主力としてチームを引っ張り、2月の県大会・小橋川杯では優勝決定試合で21得点を挙げる活躍を見せましたが、その直後、前十字靭帯断裂のけがで戦線離脱。インターハイに出場することができませんでした。

西原 榮門由華選手「出られない悔しさが強くて 早く治そうと思っていた期間だった」

主力のポイントゲッターを失った西原。しかしそのピンチがチームをより強くしていました。

西原 宮城七青主将「榮門はチームにとっても即戦力になるので、怪我したときはショックという気持ちが大きかったけど、選手層が厚いというのは西原にとっての強みだと思うので少しは不安でしたけど、榮門のポジションをうまくカバーできたと思う」

西原は榮門が出場できなかったインターハイ予選の決勝リーグで小禄にこそ敗れたものの、2勝1敗と踏ん張り優勝を果たしました。一回り成長したチームに、待っていた榮門の復帰。3年生最後の大会の決勝戦、満を持して挑みます。

西原 榮門由華選手「復帰戦が決勝なので思いっきり自分のプレーができるようにしたい」

西原 宮城七青主将「一番は楽しみという気持ちが大きくて、榮門にプラスして新チームのメンバーも少しずつ入ってきて、戦術もレベルアップしたので試すのが楽しみ。県内で圧勝してウインターカップに向けて頑張っていきたい」