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県議会は、アメリカ軍が進めている嘉手納基地内のパパループ地区に防錆整備格納庫移設する計画の見直しを求める決議案を全会一致で可決しました。

県議会軍特委・照屋大河委員長は「パパプール地区付近からエンジン調整音等の地上騒音が昼夜を問わず鳴り響き排気ガスの悪臭により平穏な日常が大きく影響を受けている」と述べました。

県議会9月定例会の最終本会議で嘉手納基地内で住宅地に近いパパループ地区に防錆整備格納庫を移設する計画の見直しを求める意見書と決議が全会一致で可決しました。

軍特委の照屋委員長は「基地被害の増大が容易に予想され恒常的な使用につながりかねない」と新たな大規模施設が整備されることに強い懸念を示しました。県議会では総理大臣や防衛大臣などに書面を送って要請する方針です。

また、県が提出した209億7643万円あまりの補正予算案についても全会一致で可決されました。補正予算には、新型コロナに感染した観光客などを受け入れる宿泊事業者に支給する協力金の費用や、第32軍司令部壕の保存・公開に向けた第5坑口周辺用地の取得などの経費が含まれています。