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新型コロナで落ち込んだ経済を回復させるためのきっかけになることが期待されます。旅客機の貨物スペースを活用して台湾向けの物流が再開されることになりました。
濱元晋一朗記者「県内外から集められ、台湾に向けて送られる荷物が、今、詰め込まれていきます。沖縄を経由することでより早く届けられるということです」
運輸大手のヤマト運輸と中華航空、県の3者が協力して10月25日に運航が再開する那覇と台北を行き来する旅客機の貨物スペースを活用することで那覇空港の国際物流ハブを拠点とした安定的な輸出を可能にしました。
3月と8月に次いで3回目となった10月12日の試験輸送では台湾の桃園空港に向かう飛行機に県産の紅イモや泡盛、鹿児島で取れたカツオといった生鮮食品など合計10tの貨物が次々と積み込まれていました。
ヤマト運輸・梅津克彦執行役員「東南アジアからみると、実は日本の最初の入口っていうのは、ゲートウェイ沖縄なんですよ、やはりこの地の利を生かして、どうやったら継続的にコロナでこういう状況ですけど続けていくていうのが今回の大きなビジョンで」
10月25日から再開する中華航空の定期便は一日1往復で貨物の空きスペースを使って4~5tの貨物を運ぶことができるようになるということです。
沖縄が持つアジアへの地の利を生かすことで羽田や成田空港を経由するよりも早く輸送できるようになります。活用する飛行機を大型化することで輸送量も増やすことも想定されていて那覇空港の国際ハブを活用した新たな物流の構築に期待がかかります。