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普天間基地の移設など、基地問題の解決に向けて政府は29日、総理官邸に沖縄連絡室を設置しました。
沖縄連絡室の設置について平野官房長官は29日の定例会見で「沖縄の今後の問題を含め、基地問題、さらには経済振興含めて、もう少し横断的に情報収集したい。地元の首長さんのご意見も伺いたい」と述べました。
また、前原沖縄担当大臣は「連絡室の設置は普天間基地の代わりの施設を見つけていく中で、官邸が緊密に沖縄と連携する強い政治意志の表れだ」と述べました。
一方、鳩山総理大臣は29日の施政方針演説で「普天間基地移設問題については、米国との同盟関係を機軸として、我が国、そしてアジアの平和を確保しながら、沖縄に暮らす方々の長年にわたる大変なご負担を少しでも軽くしていくためにどのような解決策が最善か、沖縄基地問題検討委員会で精力的に議論し、政府として、本年５月末までに具体的な移設先を決定する」と述べました。