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人体に有害な有機フッ素化合物を含む汚水が普天間基地から普天間第二小学校近くの民間地に排出されていた問題で学校の土壌からアメリカで定められている基準値を大きく上回る濃度のPFASが検出されたことがわかりました。
市民団体の「宜野湾ちゅら水会」は普天間第二小の校内3カ所で採取した土に有機フッ素化合物が含まれているどうか県環境科学センターに分析を依頼していました。その結果、グラウンドのバックネット裏では1kgあたり「1000」ng、学校裏の排水溝近くの土からkgあたり「1700」ngの濃度が検出されました。
国内では土壌に含まれる有機フッ素化合物の基準値がなくアメリカで地下水の汚染を防ぐために定められた「PFOS」の値は「38」ngとなっていて今回の調査では基準の濃度を大きく上回る結果が出たことになります。
宜野湾ちゅら水会の町田直美さんは「決して安心とは言えない。子どもたちのためにも早急に安全な学校になるよう対策を取ってほしい」と話していました。
ちゅら水会では今後、市により詳細な土壌調査の実施を求めることにしています。