台風11号は沖縄から遠ざかっていますが引き続き警戒が必要です。長時間、雨風が続いたため各地で朝から後片付けに追われました。
宮古島の小学校では朝から子どもたちが飛び散った小枝や葉っぱをほうきで掃いたり、避難させていたプランターを元に戻したりしていました。石垣島では選挙の掲示板を元に戻すなど各地で台風の後片付けに追われていました。
台風で巻き上げられた海水を浴び続けた車を洗い流そうとガソリンスタンドには洗車を待つ長い行列もできていました。
洗車に来た人「台風のあとなので塩風に(車が)やられる、錆びちゃうので洗車機にきました」
洗車に来た人「必ず台風が行ったあとは塩風にあたるので必ず洗車に来ています。(台風が)来る前はすごく心配していろんな対策を取っていたんですけど(台風が)過ぎてみると、意外といつもの台風と同じぐらいでホッとしています」
週末閉鎖していた空港ターミナルがオープンしたことで台風で取り残された観光客などの振り替え手続きに来ていました。
那覇に戻る人「4日に予約を取っていた。それが飛べなくなって、家族に会う予定だったんですけど一日会えなくなった。つらい状況ではあるので」
濱元晋一郎記者・立ちレポ「もともとは日よけの屋根だったのでしょうか。柵を突き破って落ちてきてしまっています」
9月3日午後から丸1日暴風域に入っていた宮古島では建物から屋根のようなものが落下した被害や、倒れた木が歩道をふさいでいる様子も確認できました。
宮古島入りした玉城知事は被害を受けた現場を視察しました。
玉城知事「台風が去った後の災害の状況を早急に判断をすると対応することが重要だと思います」
県内全域に影響を及ぼした台風11号によって強風にあおられて転倒するなど1人が重傷、3人が軽傷です。サトウキビの被害額は南北大東島であわせて3億6000万円にのぼっています。台風が長期化した先島諸島の被害はこれから調査していくことになっています。
台風は沖縄から遠ざかっていますが高波や土砂災害などに引き続き警戒するよう気象台が呼びかけています。