※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
空手の愛好家たちが世界から集結し、演武を披露する第2回沖縄空手世界大会2022が開催されました。きのうの本大会では空手発祥の地というプライドを持った若き沖縄の選手が活躍を果たしました。
4年ぶりに開催された、沖縄空手世界大会。世界27か国から2200人を超える空手家が参加しました。
そのうちおよそ800人が参加した「一般の部」では、首里・泊手系那覇手系上地流系古武道(サイ)古武道(棒)5つの流派の「型」で、技の正確性や緩急、型の理解度が年代別に競い合われました。
首里・泊手系成年1女子の部に登場した沖縄国際大学1年生、喜屋武柚希。空手の指導者である父・敦さんの影響で小学2年生から始め、本部高校では部員1人ながらインターハイで全国ベスト16の実績を残しました。
準決勝では中学生の時から6年間磨いてきた型「クーサンクー小」を披露。
普段競技空手にも取り組む喜屋武柚希。伝統空手では道着や呼吸の音が減点となるため、前日以上に意識して臨みました。危なげない演武で決勝に進みます。そして迎えた決勝。10年の競技生活で初めて外国人選手と対戦しました。
喜屋武柚希選手「空手は沖縄が発祥の地なので、沖縄の伝統空手をしっかり世界に発信できるよう、沖縄代表としての自覚を持ってしっかり出し切ろうと思いました」
これまで本部の砂浜で練習を重ね、鍛え上げられた体幹、キレのある演武で観客を魅了しまて見事優勝を収めました。
喜屋武柚希選手「1番の父への恩返しができたかなと思っている。今回世界大会で優勝したので4年後の第3回世界大会でも優勝したいです」