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辺野古の新基地建設をめぐって国の設計変更の申請を認めるよう国土交通省が県に出した是正指示について、7月21日の国地方係争処理委員会で県は「違法で無効」だと主張しました。
国と地方の争いを仲裁する「国地方係争処理委員会」では辺野古の新基地建設で防衛局が県に申請した大浦湾側に広がる軟弱地盤を固めるための設計変更を認めるよう求めた国土交通省の「是正指示」が国の違法な関与にあたるかどうか審査が進められています。
7月21日の意見陳述では玉城知事に代わって出席した池田副知事が「地盤強度の力学的な調査もなく環境破壊を進め国土利用価値を下げる工事をこれ以上進めるわけにはいかない」と指摘しました。そのうえで「是正指示は職権を乱用したものであり違法で無効なため直ちに取り消されるべきだ」と設計変更を不承認にした県の正当性を主張しました。
国交省は「是正指示は適法で問題ない」という立場で県と国、双方の意見は真っ向から対立していて8月29日までに委員会の判断が示されることになっています。