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年明けから始まったアメリカ軍の八重山への空襲は、１月19日から昼夜を問わず本格的な爆撃へと突入しました。
日本軍にとって石垣島は、沖縄本島から台湾に連なる生命線であり、分断を避けるため、２つの飛行場を背景に八重山旅団を配備し、そしてアメリカ軍の沖縄本島攻略を南の前線で迎え撃つという役割も担っていました。
当然、南洋諸島から攻め上がってくるアメリカ軍は、まず石垣島を始めとする八重山諸島の日本軍を徹底的に叩いておく必要があったのです。
これに日本軍は住民を総動員して陣地を造り、あるいは自然の壕を利用して艦載機の爆撃を迎え撃ちました。しかし、アメリカ軍の空襲の前にはなすすべもなく、やがてアメリカ軍の大規模な爆撃へとつながっていきました。
