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県内高校野球をリードする名門私学の頂上対決となったきのうの決勝戦。序盤、チャンスをつくったのは沖尚でした。興南先発の背番号9、安座間竜玖(りく)に対して1回から毎イニング、得点圏にランナーを進めます。あと一押しで得点という場面が続きましたが・・

興南 安座間竜玖選手「あまり状態は良くなかったがその中でどのようにおさえられるかを考えながらランナーを出しながらも守備でもゲッツーなど良いプレーが出ていたので(投球が)悪いなりには良かったのかなと思う」

ピンチの後にはチャンスが。3回ウラ興南は沖尚のエースで準決勝に続き連投の吉山太陽から1アウト1、2塁のチャンスをつくります。打席には2年生の1番バッター仲程雄海(おうか)

興南 仲程雄海選手「安座間さんだったりピッチャーが頑張ってくれていたので自分も役に立てたらと思って打席に立ったのでしっかり打てて良かった」

なおも2、3塁。続くバッターは2番長田悠(ゆう)準決勝でも1ホームラン、3打点と活躍した長田はここでも2点タイムリ―ヒット。さらに、先発ピッチャーの5番安座間にもタイムリ―ヒットが生まれました。打者10人で一気呵成、5点を奪います。

追う沖尚は5回、2アウト2塁の場面で3番 知花慎之助。欲しかったもう1本がここで出ました。1点を返します。対して興南は6回から、準決勝で149球の力投をみせたエース生盛亜勇太(せいもり あゆた)にスイッチ。連投になりましたが・・

興南 生盛亜勇太選手「きのう指をつっていたが、ケアなどしてその(治療の)裏方さんたちのおかげでまたきょうマウンドにも上がれたのでそういう人たちにも本当に感謝しながらやって本当にきょう投げられたので良かったと思っている」

沖尚の反撃を許さなかった興南。6回には今大会初スタメンの9番 照屋寛晟がタイムリー2ベースを放つなど2点を追加しました。そして9回。

エース生盛は4イニングを無失点で締めました。興南が4年ぶり13度目の甲子園出場を全国一番乗りで決めました。