※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
学童疎開船「対馬丸」の悲劇を後世に伝えていこうと那覇市の小学校に犠牲者の名前が刻まれたモニュメントが設置されました。
那覇市の垣花小学校で行われた除幕式には犠牲者の後輩にあたる児童や当時、乗船していた人、遺族などが参加して平和への思いを新たにしていました。
「対馬丸」は1944年に那覇港を出て九州へ向かう途中でアメリカ軍の攻撃を受けて沈没しました。1484人が犠牲になり半分以上を占める784人が那覇市内にある国民学校の児童でした。
現存する学校の中で最も多くの児童が亡くなった垣花小学校にモニュメントの設置が決まりました。
元垣花国民学校・対馬丸生存者上原清さんと児童のやりとり(上原さん)「あなた方は、対馬丸のこと知っている?」(児童)「ひいばあちゃんが対馬丸に乗ってから、それで、ひいばあちゃんの友達が亡くなった」(上原さん)「10歳の時にこの対馬丸に乗って、ここに書かれた人たちはみんな海に、対馬丸と一緒に海に沈んだ。78年なってるんだよ、これたちが沈んでからだよ」
対馬丸記念館では、今後も、モニュメントの設置を続けていきたいとしています。