選挙戦が佳境を迎えています。参院選の投開票まで残り1週間となり週末、各陣営は終盤の支持拡大に向け奔走しました。
沖縄選挙区には届け出順に無所属で現職の伊波洋一さん、自民党公認で新人の古謝玄太さん、NHK党公認で新人の山本圭さん、諸派で新人の河野禎史さん、諸派で新人の金城竜郎さんの5人が立候補しています。
オール沖縄勢力が推す現職の伊波さんと自民の新人・古謝さんを中心とした今回の選挙戦。今月10日の投開票日まできょうで残り1週間。選挙戦も終盤戦に差し掛かり、各候補が支持拡大を訴えています。
台風による影響を受けた土曜日。伊波さんは県内各地の街頭に立ち支持を訴えました。セット戦術を組む玉城知事がコロナに感染した影響で街頭に立てない中、同じ会派で活動する高良鉄美参院議員は伊波さんの国会での実績を訴えました。
高良鉄美参院議員「コロナ禍の中で大きな影響を受けた観光業の問題、中小企業の問題、雇用の問題、さらには子どもの貧困の問題、そして離島県でございますので離島県における物価高もずっと取り上げてきた」
伊波洋一候補「私たちには世界自然遺産や世界文化遺産があって多くの近隣諸国の300万人を超える外国の国民が観光に来ております。その回復こそ沖縄の経済の発展には必要であって、その人たちが来なくなるような軍事基地の島にしてはならない」
一方、茂木幹事長や小泉進次郎元環境大臣など連日、党本部から応援が入っている古謝さん。金曜日には岸田総理が古謝さんの応援のため沖縄入りし沖縄の課題解決のために古謝さんを国会へ送り出してほしいと訴えました。
岸田総理「古謝さんは、これからの50年は沖縄が日本をリードする時代でなければならない。こうした強い思いをこの選挙戦においても訴えています。沖縄の、日本の未来を開いていくことができるのは、私は自民党と公明党、自公政権、そして古謝玄太さんしかいないと確信をしている」
古謝玄太候補「2年半にわたるコロナ禍、大きな影響を沖縄の観光業、交通産業受けました。さらに最近の世界情勢の変化によって飼料、原材料、物価、燃料、まさに県民の皆様の暮らしに直撃しています。まずしっかりとこの目の前の問題に対して対応していく。」
今回の参院選でNHK党の山本さんはNHKのスクランブル放送の実現をSNSを中心に訴えています。また諸派の河野さんは教育や人材育成の重要性などを訴えています。同じく諸派の金城さんは抑止力の強化などを中心に訴えています。