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冬を超えるため沖縄にやってくる世界的にも希少な渡り鳥が、夏を前にしたこの時期に名護市で確認されました。
名護市の大浦川のほとりで確認された2羽の鳥。白い体に黒いくちばしを持つ「クロツラヘラサギ」です。絶滅危惧種に指定され、世界に5000羽もいない希少な種とされています。
本来なら越冬のため11月初旬から3月中旬にかけて沖縄に飛んできますが、夏目前のこの時期にやってくるのは珍しい光景だといいます。
今回、確認された2羽のうち、1羽は成鳥でもう1羽は子どもの可能性があるということです。
国指定屋我地鳥獣保護区管理員・渡久地豊さん「個人的には大浦川でクロツラヘラサギを見たのは今回が初めてで、春から夏にかけてはあまり見る機会はないですけど、今回この時期にみられるのは珍しい光景と思っています」
渡久地さんは「クロツラヘラサギ」が羽を休められる場所は貴重なため、今ある大浦川の環境を守っていくべきだと話しています。